『カーテンコール』の配信に伴い配信が停止される予定の『it’s show time』ですが、実はようつべのレジェンヌ公式チャンネルで最初に配信された楽曲でもあるんです。
再生数は2万回と、これもチャンネル内の動画では最も多くなっています。動画内にはOPらしき演出とキャラクターの紹介シーンが有り、恐らくこのゲームがどんなゲームなのかと思って検索してきた人の目に最初に止まった、ここまでのレジェンヌを引っ張ってきたような楽曲なんじゃないかなと思います。それだけに一時的とはいえ非公開になるのはさみしいような感じもしますねー。
それでは、そんな当楽曲の中身に配信停止前に目を向けてみるとしましょう。
・蜜目凪緒
丁寧で迫力のある発声から素直な音色が生まれてきます。予科生の歌の中では一番聞きどころのある、実直な仕上がりになっているのではないでしょうか。本科生と比べても割合遜色のない仕上がりになっていると思います。特に文句のつけようもないですが、強いて言えば細かいところ(入りの音程のブレやビブラートの精度など)に少しだけ粗があるかも、といった感じです。個人的には、そこら辺が本科生との間の壁なのかなーとも思ったりします……。ただ、彼女の歌はとても高いところを目指しているようで、個人的にはとても好きです。
・布袋はつ飛
割合声を作る歌い手です。なので、発声面で少し苦しいところがあるんじゃないかと思いきや、少し忙しいところがある楽曲なのもあってか、意外にも綺麗に形になっています。発声面含めて小回りの利く、余り甘さを感じさせない「聞ける」内容の楽曲になっていると思います。これがアニソン、これが好き、という人も沢山いるのではないでしょうか。
・幻芭ゆら
シンプルかつ聞きどころのある音源に仕上がっていると思います。(唐突にラーメンに例えるとすると、本科生の歌が濃厚とんこつだとするとゆらの歌はさっぱり塩味って感じでしょうか……???)特に音程やリズムの安定感には目を見張るものがあります。個人的には本科生や凪緒に比べると少しか弱い感じがするのが気になるとは言え、素直に素晴らしい出来栄えです。
・狛守和音
彼女もかなり声を作る歌い手なのですが、比較的忙しく歌でダイナミックに見せる余地が少ない楽曲である分、声を作ることによるダイナミクスの欠如というハンディを感じさせない上に、声を作ることによる小回りの良さがいい具合に楽曲とマッチしていて中々味のある音源になっていると思います。アニソンやキャラソンをよく聞く人にはかなりなじみのある仕上がりなのではないでしょうか?
・黒憧ましろ
凪緒と少し似た精度の高く迫力のある歌になっていると思いますが、凪緒よりも全体的に小気味良くまとまっている印象を受けます。特に精度と表現力に秀でていて、楽曲のパッケージングの完成度で言うなら予科生の中では間違いなく一番いいものが仕上がっているのではないかと思いますねー。これを聞く限りでは、俗にいう「歌唱力」では予科生の中では彼女に分があるのではないかと感じました。
・建神百
基本的には卒がなく目標も高く完成度も高いという素晴らしい歌を歌うのですが、本格派?の発声の方にありがちな、リズム面(アクセントを含む)が少しフラットな歌になっているかなという印象も受けます。そしてそれ故に少しだけ歌が平坦に聞こえますかねー……。地味、という程地味でもないと思うんですが、Don’t think feel!やカーテンコールなどのような勢いを感じるという程でもないかなーと……んー……。
・北咲彪凛
相変わらず
・紗曲なな瀬
このメンバーの中では断トツで表現力のある歌を歌うと思います。非常に目標の高い歌を歌いながら音源としてのまとまりの良さもかなり素晴らしいという意味で、この楽曲に関してだけ言えば8人の中では頭一つ抜けているのではないでしょうか。惜しむべくはビブラートの終点の処理が往々にしてややファジーになっている点ですが、それを差し引いても一番質のいい歌になっていると思います。
このゲームははじまって以来新曲がどんどん追加されていっているので、次にどんな曲がやって来るのかとても楽しみですねー。前回のイベントはあんまり走れなかったので次回こそはたっぷりとレスパスターを貯めたいところですね……それでは今回はこんなところで。