試しにアニソンを聞いてみる。

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一つもコメントを貰わずに30000アクセスをもらいつつある現状について/Wake Up, May'n!について思ったこと。

 前回も似たような話をさせてもらったのですが、まさかここまでATフィールド全開のブログになるとは思ってもいませんでしたねえ。多分コメントしたいと思った方はたくさんいらっしゃったんでしょうが、はてブロにアカウントを持っていないとかユーザー名を考えるのが煩わしいとかで実際にコメントするには至らなかったのだと思います(はてブロってアカウントがないとコメント出来ないシステムなんでしょうかね? 一応設定欄には誰でもコメントを書くことができます等と書かれていますが、そのあたりのルールすらも未だに分かっていない現状です)。

 古くはボカロまとめ? のようなサイトに記事が転載されて一日あたり1000アクセス余りの流入が有ったり(多分俗に言うバズったという状況だったのだと思います)、比較的最近の出来事だと今アクセス急増中の某記事が2chに晒されたりなど(!)、ついにメジャーデビューかと言うような出来事も幾つかあったりもしたんですが、なんでか未だにコメントが一つもついていないついでにアクセスも伸び悩んでいる状態が続いています。なんというか、自分の器をこうして数字にされると若干凹みますね……。まあニッチというか、文字通り広い世界の隅っこにあるようなブログなので、そこは気長にゆっくりやっていこうかなと思っていますが……。

 

 さて、副題の件ですが、Wake Up, Girls!とMay'nがコラボすることになったいきさつなどはファンの方やネットで公開されているインタビューが詳しいと思うのでそちらを参照して頂きたいところですが、いきさつも何も知らない外野から見るとこのコラボは実に衝撃的でした。Wake Up, Girls!は同名タイトルのアニメ作品内におけるグループであり、それが灼熱の卓球娘、恋愛暴君に続いてこのような形で別作品のタイアップを獲得することになろうとは夢にも思っていませんでしたし、コラボ相手がMay'nというのも非常に魅力的でありかつ遠い目標かのように思えたからです。May'nといえばアニソン歌手界隈でも随一の歌唱力(という単語は非常によくいい加減な使い方をされて手垢にまみれている単語なので個人的には好きではないのですが、May'nに関して言えば文句なしに上手いと言い切れる歌手だけに敢えてこの語彙を使わせてもらいます)と知名度を誇る歌い手(しつこいようですが、ニコニコの話ではなく、小説家や随筆家を「書き手」と表現するように、歌を歌う人全般のことを指す単語です)であり、そのMay'nがソロナンバー以外の楽曲を公開するということが傍目にはとても物珍しいことであり、まさかその相手がWake Up, Girls!だなんて…………というのが、タイアップの情報を聞いて感じた最初の気持ちです(Wake Up, Girls! のファンの方にしてみればちょっと失礼な言い方に聞こえるかも知れませんが、まあそれが率直な気持ちでした)。

 

 May'nに関しては以前別の記事で触れる機会がありましたが、Wake Up, Girls!に関しては当ブログではそんなに触れる機会がありませんでした(精々この記事で本当に軽~く触れたぐらい)。しかし個人的に注目していたグループであったことも事実で、少女交響曲を某大型ライブイベントのライブBD映像で聞いてから(特にCメロから落ちサビあたりが大好きです)、今出揃っている楽曲に関しては全て確認している程度には気になっているグループです(因みにWUG絡みの楽曲で個人的なお気に入りはリトル・チャレンジャーです。2番サビからCメロにかけての歌詞が見事に楽曲に乗っかっていて素敵だと思います)。しかしながら、まあ端的に言えばこうした形での露出があるとは思ってもいませんでしたね。
 僕自身がWake Up, Girls! に対してもともと抱いていた印象は、いわゆるアイドルアニメの中でも凄くアイドルに近いような歌を歌うグループだなあというものでした。やはり2次元ポップっぽく可愛らしく声を作るメンバーがいれば、興味深いことに声に力のある(シンプルに歌の上手い)メンバーもいて、このメンツなら実に多彩な音楽が出来るだろうなあと言った感じです。そのあたりの可能性という意味だけで言うなら、僕はμ'sやAqoursよりこのグループの方に魅力を感じています(因みに個人的にはμ'sだと真姫ちゃんの、Aqoursだとダイアの歌唱がお気に入りです)。

 

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 さて、肝心の今回発表されたOne In A Billionについてなのですが、パート分けの構造として特徴的なのはざっくり言ってMay'n→Wake Up, Girls!のメンバーのユニゾン→May'n→ユニゾン……という風になっており、ユニゾンで倍音を増やすことでWake Up, Girls!のメンバーの個々のパートがMay'nの力強さに負けないように工夫がなされているところだと思います。このような工夫によってMay'nの歌唱が浮かない、Wake Up, Girls!のメンバーのパートが地味になりすぎないという効果が生まれています。

 曲調としてもMay'nらしいダイナミックに見せるメロディーラインと二次元的アイドルグループらしいキャラソンのような見せ方が両立されていて、なんというかMay'nの力強さとWake Up, Girls! の面々の可愛らしさの両者が損なわれることなく併存しておりとても聞きどころのある楽曲だと思います。コラボイベントだけに今後こうした組み合わせが見られることはないのかもしれませんが、何というかとても収まりがよく、互いのいいところを豪快に合わせに行ったような楽曲に仕上がっていてナイスだと思います。fullとカップリング曲を聞くのが凄く楽しみですね。

 Wake Up, Girls! というグループが今後どういった方向に舵を切っていくのかわかりませんが、2017年(今年です)には新作が放映される予定らしく、まだ音楽グループとして完全な自立の方に向かっているわけではないみたいですね。個人的には他タイトルとのタイアップより本家のアニメ絡みの楽曲の方が好みに近いので、OP,ED,挿入歌などには大いに期待したいなあと思っているところです。

 

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 歌手の話もそろそろ次を更新したいんですが、中々僕個人の琴線に触れる歌い手がいないので暫く掛かりそうです。読者の皆さん(そう呼べるような存在がいるのかどうかも定かではありませんが)も、気長に気が向いたときにでも立ち寄ってみて下さい。もしかしたら記事が増えているかもしれません。とりあえず近いうちにアイカツの記事(またしても懲りずにいつものやつです)を更新しようかとは思っています(今度は香澄真昼ちゃんの歌唱に少し注目してみたいと思っています)が、予定は未定ですからねえ……それでは、また今度。

 

・一つもコメントを頂かずに4万アクセスを突破した記念に筆をしたためます/今後の運用方針について。 - 試しにアニソンを聞いてみる。

・歌手の話 May'n(Scarlet Ballet,ViViD,夜明けのロゴスなど) - 試しにアニソンを聞いてみる。

・ラブライブやアイマス等アイドルアニメの手堅さ的な概念について。 - 試しにアニソンを聞いてみる。

アイカツの音楽を聞いてみた感想 その4(荒野の奇跡、STARDOM!、Bon Bon Voyage!など)

 白銀リリィがS4になる夢は叶わなかいませんでしたが(正直リリィか有莉ちゃん先輩がS4になるものとばかり思っていたのであの顛末にはかなり驚きました)、とにかくリリィは無事アイカツシステムに認められ(?)スタープレミアムレアコーデを手にしたわけなので、記念に記事を一つ捻り出してみることにします。

 

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(荒野の奇跡)

 Dreaming birdのときもそうだったが、この曲の素晴らしいところは端的に(歌の派手さに比べると)歌唱が容易であるところにある。女児向けコンテンツであること、歌い手がアイドルであり歌の畑出身者ではないかもしれないこと、しかし白銀リリィという個性的なキャラクターの新曲であるからには荘厳な楽曲に仕上がらなくてはならないこと等様々な要素を突き合わせた結果、それらを見事にまとめあげた作編曲のプロの技がそこにはある。特にBメロの変則的なパートがサビに向かって綺麗に収束していく様は美しいとしか言いようがない。

 因みに関係ない話なんだが、個人的には白銀リリィの出番がS4以外の元2年生キャラの中でも多い理由は、相手が目上であれ目下であれどんな相手に対してでも敬語なのでキャラのブレに悩まされることがなくあらゆるキャラと相対することが出来るある種の便利要員だからなのではないかという持論を1期の頃から個人的に展開しているんだが、こんなネットの隅の隅まで検索エンジンを遡ってこの記事にたどり着いた皆様はこの意見をどのようにお考えになるだろうか。3人の留学とともに出番は減っていくだろうが、個人的にはゆめちゃん世代の元4人の中ではあこちゃん推しなので、展開が進むにつれ似たような理屈で同じ敬語キャラであるあこちゃんが人間関係の便利屋扱いになってギャグ噛ませ要員にならないことを切に願っている。

 

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(STARDOM!)

 事実上の第3期のOPであるSTARDOMは、管楽器や弦楽器を大胆に使うことで柔らかさと華やかさを両立させたような出来の楽曲になっている。個人的に注目しているのはパート分けのバランスの良さで、大雑把に言ってAメロからメインパートがゆめちゃん→ローラ→あこちゃん→真昼ちゃん→(Bメロ)ゆめちゃん→ローラ→サビという構成なっている。因みにアニメのOP版では1分半という時間制限からAメロの後半がカットされ、(Aメロ)ゆめちゃん→ローラ→(Bメロ)あこちゃん→真昼ちゃん→サビという構成になっている(はず。因みに管理人は声の聞き分けが先天的に致命的に本格的に本質的に本当に下手なので歌を聞くときは歌い方の特徴や癖から歌い手を割り出しています)。歌やオケの上モノばかりではなく、この曲ではリズミカルなAメロのバスの4つ打ちからのBメロでの変化(そしてサビでまた4つ打ちに戻ってくる)と、バスに揃えるように低音部を補っているベースが主体になって楽曲にストーリー性を与えており、なんというかこれまで以上にシンプルに奥行きを感じられる楽曲になっていると思う。

 

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(Bon Bon Voyage!)

 Bon Bon Voyageは名前だけでなく曲としても少しユニークな楽曲だと思う。メロディーを口ずさむだけで違いが分かるほど、他のアイカツの楽曲にくらべ歌にするのにも音源にするのにも必要な技量が高い。特にサビの高音域のファルセットに至ってはEDの音源ではエンジニアが手を入れすぎて、ボカロみたいになっている感も否定はできないんじゃないかと思う。恐らく生でこの音源の感じを出すのは難しいだろう。それぐらい曲にするのに必要な技量が高く、こういった曲は無印時代をも通じてアイカツにはあまりなかったタイプの楽曲なのと、個人的には平易な楽曲よりも、難しい楽曲を強引にCDの中に収めに行くような曲のほうが好きなのでこの楽曲のことはわりかし気に入っている。どこでこの楽曲がアニメ内で登場するのか楽しみであるとともに、一度生を聞いてみたくなる楽曲だ。

 

 個人的にエルザフォルテの登場は凄まじい衝撃だった。それまでやや浮いたところのあったS4としてのゆめちゃんの存在を完全に正当化したばかりか、ゆめちゃん達が先へと進む道しるべにもなろうともしている。何よりゆめちゃんよりも歌うまであることは揺るぎようもなく、この記事でも本当は51話の劇中歌になったエルザフォルテの歌うForever Dreamを取り上げようと思ったが、記事を書いた時点で適当な動画がなかったため取り上げることができなかった。(6/7に公式から動画がアップロードされたようです)当ブログでは白銀リリィやゆめちゃん達だけでなく、恐らく今期ラスボスとして長らく君臨することになるであろうエルザフォルテの今後の活躍にも大いに期待しようと思う。

 

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・アイカツ カテゴリーの記事一覧 - 試しにアニソンを聞いてみる。

 

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